「お母さん」を学ぼう会が、もともと活動拠点としていた成増社会教育会館で11月18日(日)に行われる子育てフェスタ【正式名称:子育て記念日】に、当会は実行役員として準備段階から参画してきました。
実施に向けて準備を進めている中で、当会がいたばし総合ボランティアセンターからのボランティア・NPO活動公募事業の助成事業である「いたばし おかあさん学校」の第3回目(子育てがもっと楽しくなる お母さんのココロのコーチング)を、ぜひこの子育て系イベントの出しものとして行うことが最適かと考え、企画を出していました。
ところが、成増社会教育会館から、助成金を受けた事業を「子育て記念日」で行ってはならない、という話を受け、残念ながら、当会はこのイベントは不参加とすることにいたしました。
「子育て記念日」に出すイベントに助成金を使用してはならない。とのことです。
本来、私たちの活動は参加される方々の経済的負担が極力無いように行ってきました。板橋区社会福祉協議会の福祉の森サロン助成などを受け、会場費や通信誌作成などを行っています。
そういった中で、よりよい機会をつくるために「いたばしおかあさん学校」も企画され、いたばし総合ボランティアセンターから助成を受けることができました。
これを、子育てについて考える機会に出すイベントとして最適だわ!と考え、企画を出したのですが…受け入れられませんでした。
当会は成増社会教育会館を活動の拠点としておりましたが、今回の不参加にいたる経緯は不遇な対応と思わざるを得ない部分が多々ありました。
実行役員からかかわってきた団体でしたので、十分納得できる内容・経緯ではない理由で「参加はダメです」ということになったことは残念ではありますが、これを機に、活動拠点を変え、区のいち施設のいち担当者の度量によって活動を制限されることよりも、より地域の方々に実のある活動をおこなっていくことを考えて、活動拠点も変えることにしました。
そして、今回の「子育て記念日」への参加ができなくなったイベントは、「いたばしおかあさん学校」の中のひとつの講座であって、子育て記念日のために企画したものではありませんので、本来の予定通り11月18日に、場所を変えていたばし総合ボランティアセンターにて行います。人気が高くお忙しい講師の方に既に11月18日をおさえていただいていますので、日程は変更しません。
子育て真っ最中のお母さん達にとって、自分で自分にエールをおくり元気になれるとってもすてきなイベントです。ぜひ、ご参加くださいね!
財政困窮の行政において、多くの自治体が社会教育会館を指定管理者制度にしている中、区で維持している板橋区はすごいな!と思っていました。
指定管理者制度に関しては、その目的によって対応する施設に向き・不向きがあると思います。板橋区で身近なところとして図書館が指定管理者制度です。
サービスの内容・財務・労働環境などの審査を受けた民間の業者が運営を受託するものですが、区民が直接利用し、求められるサービスの向上を図る必要がある施設では、この指定管理者制度が向いていると思います。
なぜなら、その存在が区民が直接利用する区民のための施設だからです。
施設側の都合による理由のために、活動が制限されるという経験を経て、板橋区の社会教育会館も地域住民、活動する団体に対してより柔軟性が高く、気持ちよく利用できる施設のために、指定管理者制度が最適だな、と考えるようになりました。
従来から、このイベントへの参加についてお話したにもかかわらず、不参加となりましたので、説明が必要だと考え、ここに掲載しました。
また、定例会などの活動拠点は、今後は下赤塚駅前の集会所を考えています。ただし、現在耐震工事を兼ねた大規模改修工事中ですので、12月までは引き続きまして成増社会教育会館などの施設を使用する予定です。
学ぼう会の活動にはなんら影響があるものではありませんので、引き続きましてよろしくお願いいたします。
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